希望のメッセージ 8月12日

 希望を持ちにくい社会とは,本当は多くがユーモアを失いつつある社会なのかもしれません。ユーモアがあるとは,人を笑わせるのが得意だということばかりではありません。他者の痛みに対する共感と想像力を持ち,いっけん無駄にみえるものでもすぐに切り捨てたりせず,自分の過去の失敗なども潔く語れるところに,ユーモアは生まれます。苦しい状況でも,そんなユーモアを忘れないところに,希望も生まれるのです。
 
 ――玄田有史『希望のつくり方』
 
 

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