希望のメッセージ 12月14日

 必ずしも希望を「持つべき」とは思いません。ただ、歴史的に見ると、災害など厳しい苦難に襲われた地域において、希望という言葉がしばしば語られてきました。裏返しにいえば、希望がなければやっていけないということです。オバマ大統領はかつて「希望は楽観とは違う」と言いました。およそ楽観できない状況で、それでも苦難に耐えなければならないとき、希望が必要になるというのです。希望とは、何かを実現しよう、それも自分の行動によって実現しようとする思いのことだと思います。
 
 ――宇野重規「問題提起型の知事像 地域と行政(2)」福井新聞2012年12月1日
 
 

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