弁護士嘉多山宗
「理論と実務の架橋」の実践を目指して
ロースクール教員の経験を活かして
法科大学院制度がスタートした平成16年,私は,母校である創価大学に実務家教員として赴任し,法曹養成教育に携わるようになりました。民法,民事訴訟法などの演習科目を中心として,法情報調査・法文書作成,民事訴訟実務の基礎,公法実務の基礎,消費者救済の実務といった科目を担当する中で,多くの判例や文献を研究し,法律実務を体系的,理論的に掘り下げる貴重な機会を得ることができました。
その経験を,今後の弁護士業務に活かしていきたいと考えています。
論文等の業績
- 日本弁護士連合会編『人権と報道-報道のあるべき姿をもとめて』(共著)明石書店(1999年)
- 静岡県弁護士会編『情報化時代の名誉毀損・プライバシー侵害をめぐる法律と実務』(共著)ぎょうせい(2000年)
- 宮原守男監修『名誉毀損・プライバシー 報道被害の救済―実務と提言』(共著)ぎょうせい(2006年)
- 「日本の人権はいま―尾行・行動調査による私生活の侵害」自由と正義47巻12号136頁(1996年)
- 「動揺する報道基準と触法事件報道の問題点」日本精神病院協会雑誌19巻12号33頁(2000年)
- 「創価大学法科大学院における要件事実教育の実情②」法科大学院要件事実教育研究所報1号53頁(2005年)
- 「創価大学法科大学院における要件事実教育の実情―民事法総合Ⅰ以外の授業について―」法科大学院要件事実教育研究所報5号20頁(2007年)
- 「創価大学法科大学院における民法・民事訴訟法分野の演習」創価ロージャーナル2号215頁(2007年)
- 「研究会を終えて 『平均的な損害』の意義とその主張立証責任」法科大学院要件事実教育研究所報6号135頁(2008年)
- 損害賠償実務研究会編『損害賠償額算定解説事例集』(加除式,執筆担当)新日本法規出版
- 木谷明(著),山田隆司,嘉多山宗(聞き手・編)『「無罪」を見抜く 裁判官・木谷明の生き方』(2013年)
- 第65回 宗教法学会 シンポジウム「大規模自然災害と宗教法の課題」(司会)宗教法32巻187頁(2013年)
- 福田博(著),山田隆司,嘉多山宗(聞き手・編)『福田博オーラル・ヒストリー「一票の格差」違憲判断の真意』(2016年)
- 渡辺康行=木下智史=尾形健(編)『憲法学からみた最高裁判所裁判官』(第1部第4章「入江俊郎」執筆担当)(2017年)