希望のメッセージ 8月25日

 希望はパラドクス(逆説)を常に孕んでいる。希望は「まだない」にもかかわらず,いや,まだないからこそ求めるべき対象として,たしかに「存在」している。希望は,逆説や矛盾に満ちており,単純な理解を拒絶する「怪物」である。
 
 ――玄田有史=宇野重規「はしがき『希望を語る』ということ」『希望学Ⅰ希望を語る―社会科学の新たな地平へ』
 
 

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