希望のメッセージ 9月10日
私,イラクで子供たちが絶望を乗り越えて,自分の親の遺体を引きずっていくのを見たことがあるの。バスラの街で私はその光景をじっと見つめていた。あのバスラの人たちには絶望する理由がいくらでもある。でも彼らにも,ビニールの凧やおもちゃを手にして目を輝かせて通りを走っていく子供たちがいるのよ。
その光景を見ていて,私は思うの。希望はけっして消えてなくなることはないんだって。だから私も絶対に絶望はしないって。
――平和運動家 キャシー・ケリー(スタッズ・ターケル『希望―行動する人々』より)