弁護士木之下隼人
苦しんでいる人を直接助けたい
私は,大学では政治学を勉強していましたが,大学を卒業する際に,手に職をつけたいと思い,ITシステムを開発する会社に就職しました。入社後は,お客様である企業の要望に応じて,業務で使用するシステムを新しく開発したり,すでにあるシステムを改善する仕事をしていました。
ある時,闇金の取り立てに苦しむ人を助ける弁護士の話を本で読みました。その本の中で,相談に来たときは過酷な取り立てにより血の気を失っていた人が,弁護士に依頼して取り立てが止まると,精気を取り戻した顔になったという話がありました。それを読んで,私は,弁護士は,苦しんでいる人を助けることができる職業なのだなと知りました。
システム開発の仕事もやりがいがあり,悩みましたが,苦しんでいる人を直接助けられる仕事がしたいとの思いが強くなり,弁護士を目指すことにしました。そして,会社をやめ,法科大学院に入学して勉強し,弁護士になりました。
弁護士として心がけていること
弁護士になって感じることは,相談に来られる方は,離婚や借金の問題など,表面的な問題は同じであっても,その方が何を大事と思い,何を嫌だと思うか等,その感じ方,考え方は様々だということです。
そのため,私は,相談に来られる皆様のお話をよく聞かせて頂き,こちらの考える法的な解決策を押し付けるのではなく,その方が何に苦しんでいるのか,どうすればその問題が解決するのかを,一緒に考えることを心がけております。
ご依頼の仕事が終了し,最後にお客様とご挨拶をする際に,依頼して良かった,良い方向に変わることができた,と言って頂けたときには,弁護士になって良かったと思います。
弁護士に相談することは緊張することかもしれませんが,じっくりお話を聞かせて頂きますので,皆様の抱える問題を解決するため,一歩踏み出して,ご相談にお越し頂ければと思います。
経歴
- 平成16年 慶應義塾大学法学部政治学科卒
都内システム開発企業に入社(システムエンジニア) - 平成19年 上記企業を退社
- 平成20年 首都大学東京法科大学院入学(5期未修)
- 平成23年 首都大学東京法科大学院卒(5期未修)
- 平成24年 新司法試験合格(司法修習66期)
- 平成25年 弁護士登録(第一東京弁護士会)
都内法律事務所にて勤務 - 平成29年 希望法律事務所入所