希望のメッセージ 7月6日

憂事に直面しても,これを恐れてはならない。しりごみしてはならない。“心配またよし”である。心配や憂いは新しくものを考え出す一つの転機ではないか,そう思い直して,正々堂々とこれと取り組む。力をしぼる。知恵をしぼる。するとそこから必ず,思いもかけぬ新しいものが生み出されてくるのである。新しい道がひらけてくるのである。まことに不思議なことだが,この不思議さがあればこそ,人の世の味わいは限りもなく深いといえよう。
 
 ――松下幸之助『道をひらく』
 
 

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