希望のメッセージ 9月23日

 フロム(1970)は,次のような問いを発している。「希望,信頼,不屈の精神が生命につきものであるというのならば,なぜこんなに多くの人が希望や信頼や不屈の精神を失い,隷属と依存の状態を愛するのだろうか」と。それに対する彼の答えは,明快でありながら,反語的である。「希望,信頼,不屈の精神を失う可能性こそ,人間存在の特徴なのだ」と。
 
 ――都筑学 『希望の心理学』
 
 

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